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オフィスデザイン
2025.01.31

オフィス設計・デザイン完全ガイド!スペースごとの重要なポイントを徹底紹介

オフィス設計・デザイン完全ガイド!スペースごとの重要なポイントを徹底紹介

適切なレイアウトにより、さまざまな効果を発揮するオフィス設計・デザインですが、どのあたりを注意して行えばいいのでしょうか。今回の記事では、オフィス設計を実施する理由・効果はもちろん、エリア別の重要ポイントも網羅しました。理想のオフィスを手に入れたい経営者や総務担当者の方は是非参考にしてみてください。

オフィス設計とは? 実施する理由や効果

オフィス設計とは?

オフィス設計とは、オフィス内の家具の配置やゾーニングなどに目的や意図をもってレイアウト設計することを指す言葉です。

そのため、設計の内容は企業がオフィスに求める目的や得たい効果によって異なります。より良い環境を従業員に提供し生産性向上を果たしたい、コミュニケーションの活性化により結束力を高めたい、イノベーションの創出を目指したいなど、目指すものによってオフィス設計は大きく異なります。

例えば、少人数で事業を進めるスタートアップやベンチャーでは、事業規模拡大を視野に入れながらも、快適な作業環境とコミュニケーションの円滑化を目指すような設計が考えられます。

オフィス設計をしっかりと行うことで次のような効果が期待できます。

従業員の生産性向上

オフィス設計の工夫で生産性向上の実現も可能です。生産性を上げるためのポイントには、従業員が長時間快適に過ごせることを意識するほか、考えられた無駄のない動線を実現することなどが挙げられます。

業務に専念できる個人用スペースを設ける、従業員同士が気軽に打合せを行えるようなスペースを用意する、業務中の動きが最小限になるよう通路を長くとりすぎないなどの方法があるでしょう。

従業員のウェルビーイング向上

近年、従業員の幸福度に焦点を当て、ウェルビーイングな状態を目指す取り組みを推進する企業が増えています。ウェルビーイングとは、身体的・精神的・社会的に良好な状態にあることを指す言葉です。

ウェルビーイングの向上・維持により業務へのモチベーションや生産性の向上、職場の人間関係の改善などの効果が期待されています。

オフィス設計においては、休憩スペースやカフェスペースの設置、観葉植物の設置、フリーアドレス制の導入などが考えられます。

コミュニケーションの活性化

職場の人間関係を良好にすることは、定着率や職場イメージの向上においても重要です。もちろん、コミュニケーションが取りやすい関係を構築することで、生産性の向上やイノベーション創出などの効果も期待できるでしょう。

オフィス設計においては、気軽にミーティングを行える簡易的なスペースを設ける、フリーアドレス制を導入するなどのことを検討してみましょう。

自社ブランドイメージの向上

オフィスの印象は自社のイメージにつながるものです。ブランディングの一つとして、オフィスに自社のロゴやイメージカラーを採用する、外部から訪れる人への印象付けのために洗練された、あるいは独自のデザインのエントランスにするなどの工夫が考えられます。

採用面の強化

おしゃれで働きやすいオフィスの実現は、採用力の強化にもつながります。よく練られたビジョンやミッションに加えて、洗練された最先端のデザインのオフィスは多くの求職者によい印象を与えてくれるはずです。

また、働きやすい環境が整えられているオフィスで業務をすることが従業員満足度の向上につながり、採用後の定着も見込めるでしょう。

エリア別のオフィス設計の重要ポイント

ここからは、エリア別のオフィス設計の重要ポイントをご紹介します。

エントランス

訪問者が最初に訪れるエントランスは、企業のイメージを左右する重要なものです。エントランスではコスト削減よりも「いかによい印象の空間をつくるか」「自社のブランドをイメージしてもらえるか」などを意識した設計・デザインにするとよいでしょう。

企業理念や自社商品を掲示したり、ブランドロゴとロゴに合わせた色合いにしたりするなど、工夫できる点は多々あります。

これに加えて、椅子や植物、カウンター、呼び出しボタンなどを設置することで、利便性を保ちながらよいデザインのエントランスを作れます。

執務スペース

執務スペースのレイアウト例

業務を行う執務スペースは、従業員が一日でもっとも長く過ごすエリアです。執務スペースのレイアウトは業務効率や働きやすさに関連するため、どのようなレイアウトにするのかを慎重に議論する必要があるでしょう。

執務スペースの配置でもっとも重要となるデスクの配置では、主に対向型、並列型、背面型、左右対向型、ブース型、ユニバーサル型の6種類から、業務内容に合わせて配置方法を選定します。

対向型のレイアウトは、向かい合わせのデスクを横に並べ島のように配置するレイアウトです。一般的な事務業務などで用いられているレイアウトで、チームの状況を把握しやすく、レイアウト効率が良い、電源の確保や配線が容易などの利点があります。

並列型レイアウトは、すべてのデスクが同じ方向に向くように配置するレイアウトで、教室やセミナー会場などでもよく見られます。並列型は対面ストレスがなく集中しやすくなることが利点です。

背面型は座席と座席を背中合わせに配置するレイアウトで、対面ストレスがなく集中しやすい、チームの状況を把握しやすいなどのメリットがあります。

左右対向型は、列ごとにデスクの向きを変えて配置するレイアウトです。列の間をパーティションで仕切ることで、より集中しやすい環境を作れます。

ブース型は、デスクの正面と左右をパネルで囲み、個別の空間を作り上げるレイアウトです。視線を感じなくなるだけでなく、環境音も抑えられるため業務に集中しやすくなります。

ユニバーサル型は、上長席などを設けず、すべてのデスクを均一に並べるレイアウトです。ユニバーサル型やブース型は、席を固定しないことでフリーアドレスにも対応しやすいレイアウトを作れます。

これらを組み合わせながら、最適な業務空間を作り上げましょう。

集中スペース

集中スペースは、その名の通り業務に集中するためのスペースです。通常の固定席以外に設けるもので、従業員の誰もが使える共用スペースとして設置します。これにより、業務に集中する機会が増え、生産性向上が期待できます。

会議室

一口に会議室といってもさまざまなパターンがあります。壁を設け単独で会議室を設置する場合もあれば、応接室とセットにしているパターン、役員室とセットにしている企業もあります。

また、気軽にミーティングができるようにオープンスペースにミーティングルームを設置している企業も少なくありません。会議室のレイアウトや方式は、予算と利用方法に合わせ、どのような会議室をいくつ作るのかを検討するとよいでしょう。

テレカンブース(オンライン会議用の個室)

テレカンブースとは、電話やオンライン会議を行うための個室です。周囲から遮断された個室であることから、情報が守られやすいため少人数の会議に使用されることもあります。

テレカンブースを設置する場合には、遮音性や吸音性にも配慮することで、Web会議を行う際でも周囲への音漏れや雑音が遮断され、より円滑な会議を実現できるようになります。

リフレッシュスペース

リフレッシュスペースは、従業員が息抜きをするためのスペースです。リフレッシュスペースを設ける場合には、オフィス家具とは異なるくつろげる家具を配置したり、植物や雑誌・本などを置いたりすることでより利用されやすいスペースを実現できるでしょう。

また、ベンチャー企業でスペースをあまり広くとれない場合は、昼はランチを食べる場所、ランチタイム以外は社内のオープンミーティングに活用できるなど、多用途で使用できるように設計するといいでしょう。

具体的なレイアウトや設置する設備などについては、従業員から意見を集めることも有効です。

サーバー室

サーバー室は、その名の通りサーバーを設置するエリアです。そのため、サーバーが問題なく稼働するようしっかりとした空調設備が求められます。加えて、万全なセキュリティ体制を構築しておくことも重要です。

オフィス設計を進める上での注意点

オフィス設計を行う上では、注意したいポイントもいくつかあります。詳しく見ていきましょう。

セキュリティ・安全性

オフィスには機能性やデザイン性だけでなく、セキュリティや安全性の高さも求められます。それぞれのスペースに求められるセキュリティレベルを明確化した上でゾーニング計画を行いましょう。

例えば、サーバー室や社内の機密情報を扱う部署は出入口から遠い場所に配置する、IDカードがなければ出入りできないようにするなどの方法が考えられます。

予算管理が適切か

理想のオフィスを求めてあれもこれもと詰め込みすぎると、いつの間にか予算をオーバーしてしまうことがあります。適切な予算管理を実現するためには、妥協も必要です。

その方法として、オフィス家具の予算を抑える、一つのスペースに複数の役割を持たせるなどの方法も有効です。

関連法規を確認しておく

オフィス設計には、建築基準法や消防法、労働衛生法などの法律が関わります。これらの法律は従業員の安全を守るためにも必要なことです。

オフィス設計を行う際は、自社に該当する法律の有無や法律で定められた基準などをよく確認しましょう。

これらの確認が難しい場合には、オフィス設計を依頼する業者に相談しながら設計を進めていくことをおすすめします。

オフィス移転に関する専門家に相談する

それ以外にも、オフィス設計で気を付けたいポイントは複数あります。業種や業務内容によっても注意ポイントは異なるため、さまざまな面に配慮しながら理想の環境を構築したい場合は、オフィス移転に関する専門家へ相談がおすすめです。

オフィス設計だけでなく、移転に関する費用や物件の選定などについてもトータルで相談することで、円滑かつ安心のオフィス移転を実現できます。

まとめ|オフィス移転に関することなら、是非サンフロンティア不動産にご相談ください

オフィス設計においては、スペースごとの重要点を把握しながら、自社が実現したいオフィス環境を構築していくことが大切です。

働きやすく生産性の向上も期待できるオフィスへの移転をお考えの企業様は、数多くのオフィス仲介実績があるサンフロンティア不動産にご相談ください。

設計や内装があらかじめ整ったセットアップオフィスなど、引っ越し後すぐに仕事を始められる環境をご提案します。移転に関するお困りごとや疑問も一緒に解決していきますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

菅野 勇人

記事監修者

菅野 勇人

宅地建物取引士

セットアップオフィスから一般的なオフィスまで、多種多様なオフィスビルの魅力や特徴を熟知したオフィス物件マニア。

スタートアップ企業の移転支援経験が多く、そこで得た知見を活かし、お客様の理想のオフィス探しを全力でサポートいたします。

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