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オフィスデザイン
2025.09.12

オフィスの内装デザイン事例12選!人気の内装付きオフィスを特徴別にご紹介

オフィスの内装デザイン事例12選!人気の内装付きオフィスを特徴別にご紹介

目次

働き方が多様化する現代において、オフィスの優れた内装デザインは従業員の満足度向上だけでなく、企業文化の醸成や採用力の強化にも繋がります。特に継続的な成長を目指すスタートアップ・ベンチャー企業にとって、その重要性は増すばかりでしょう。

しかし、いざ内装デザインを検討しようにも、「何から手をつければ良いのかわからない」「どのようなデザインが自社に適しているのか判断が難しい」といった悩みを抱える経営者やプロジェクト担当者の方も多いのではないでしょうか。

本記事では、オフィスの内装デザインで押さえるべき基本的なポイントから、優れたデザインがもたらす効果、内装計画の進め方までを網羅的に解説します。人気の「内装付きオフィス」のデザイン事例も特徴別にご紹介していますので、ぜひオフィスの内装デザインを検討する際の参考にしてみてください。

目次

オフィスの内装デザインで押さえるべきポイント

オフィスの内装デザインを成功させるためには、単に見た目のおしゃれさや流行を追うだけでは不十分です。従業員が能力を最大限に発揮し、企業が持続的に成長していくための空間を創るには、①機能性②快適性③企業ブランドの体現という3つのポイントを押さえておく必要があります。

以下では、それぞれのポイントについて詳しく解説します。

1. 働き方に合わせた「機能性」が備わっているか

オフィスにおける「機能性」とは、従業員一人ひとりの生産性を最大限に引き出すための土台となる要素です。オフィスの内装デザインを検討する際は、自社の業種や働き方に合わせて、業務が効率的に進む設計になっているかを第一に考える必要があります。

例えば、部署間の連携が頻繁に発生するならば、その動線を短くするレイアウトが有効です。また、日常業務をスムーズに進めるためには、十分な作業スペースや収納を確保し、コピー機や備品庫などを誰もがアクセスしやすい場所に配置することも重要となります。

特に、事業の成長スピードが速いスタートアップ・ベンチャー企業にとっては、将来的な人員増加や組織変更にも柔軟に対応できる可変性のある設計が欠かせません。固定の壁を多用せず、可動式の間仕切りや家具を活用するなど、事業フェーズの変化に合わせてレイアウトを最適化できる工夫が求められます。

2. 快適に過ごせる環境となっているか

従業員が一日の大半を過ごすオフィスにおいて、心身の健康を維持し高い集中力を保つためには、「快適性」も欠かせません。居心地の良い環境は、従業員のエンゲージメントを高め、創造性の発揮を後押しします。

具体的には、自然光を効果的に取り入れた照明計画や、常に快適な温度・湿度を維持する空調設備が基本となります。また、長時間座っていても身体的な負担が少ない、人体工学に基づいたデスクやチェアといったオフィス家具の選定も極めて重要です。

さらに、業務から離れて一息つけるリフレッシュスペースやカフェコーナーを設けることも、従業員のストレス軽減に繋がります。こうした空間は、偶発的なコミュニケーションを生み出し、新たなアイデアが生まれるきっかけにもなり得ます。従業員が「オフィスに来たい」と感じられるような、居心地の良い環境づくりを目指しましょう。

3. 自社のブランドイメージを体現できているか

オフィスは単なる執務スペースではなく、企業の理念や文化・価値観を映し出す「顔」としての役割も担っています。優れたオフィスの内装デザインは、自社のブランドイメージを社内外に発信する強力なメディアとなり得ます。

例えば、来訪者が最初に足を踏み入れるエントランスに企業のロゴやミッションステートメント(企業の行動指針)を掲げたり、内装デザインにコーポレートカラーを効果的に取り入れたりすることで、空間全体で自社らしさを表現できます。また、自社のサービスやプロダクトに関連するモチーフをデザインに組み込むことも、独自性を伝える上で有効な手法です。

こうした工夫は、従業員の帰属意識や自社への誇りを醸成するとともに、顧客やパートナー、採用候補者といった来訪者に対して、企業のビジョンやカルチャーを直感的に伝え、信頼感を高める効果があります。オフィスデザインを通じて、自社がどのような企業であるかを明確に発信できているか、という視点を持ちましょう。

オフィスの内装デザインがもたらす効果

優れたオフィスの内装デザインは、単に働く環境を美しく整えるだけでなく、企業経営そのものに多岐にわたるプラスの効果をもたらします。「コスト」ではなく、企業の成長を加速させるための「戦略的投資」になるとも言えるでしょう。

以下で、内装デザインがもたらすこれらの効果について、詳しくご紹介します。

従業員の生産性向上

適切にデザインされたオフィス環境は、従業員一人ひとりの生産性に直接的に貢献します。

心身への負担が少ない快適な空間は、従業員のストレスを軽減し、日々の業務への集中力や創造性を高める効果があります。また、業務フローに合わせて最適化された効率的な動線は、部署間の移動や備品の利用にかかる無駄な時間を削減し、業務のスピードアップに繋がります。

静かに集中したい時のための個室ブースや、活発な議論を促すコラボレーションエリアなど、業務内容に応じて最適な場所を選べる多様なワークスペースを設けることも、働き方の多様化した現代において有効でしょう。

これらの取り組みを通じ、個々の業務の質が向上することで、結果として組織全体のパフォーマンスも底上げされます。従業員が自身の能力を最大限に発揮できるオフィス環境をデザインすることは、企業の競争力を高める上で不可欠です。

社内コミュニケーションの活性化

スタートアップやベンチャー企業に求められるイノベーションの創出や迅速な意思決定には、部署や役職の垣根を越えた円滑なコミュニケーションが不可欠です。オフィスの内装デザインは、こうした従業員同士のコミュニケーションを意図的に誘発し、組織全体の活性化を促すための重要なツールとなり得ます。

例えば、従業員が自然と集まるカフェスペースや居心地の良いラウンジを設けることで、業務の合間の雑談から新たなアイデアが生まれたり、部門を越えた情報共有が活発になったりします。このような偶発的なコラボレーションを促進する空間は、組織の一体感を醸成する上で非常に効果的です。

また、固定席を設けないフリーアドレス制の導入や、予約不要で気軽に使える小規模なミーティングスペースを各所に配置することも、コミュニケーションのハードルを下げるのに役立ちます。従業員同士が顔を合わせて言葉を交わす機会を意図的に増やすことで、風通しの良い組織文化を育み、事業成長の原動力となる新たな価値創造へと繋げることができるのです。

ブランディングと採用力強化

オフィスの内装デザインは、企業の理念や価値観を社内外に発信するブランディング活動そのものであり、優秀な人材を獲得するための採用力にも大きな影響を与えます。

従業員にとっては、自社のビジョンが反映された空間で働くことが誇りとなり、エンゲージメントや組織への帰属意識を高めます。これは離職率の低下、すなわち人材の定着にも繋がる重要な要素です。

一方、社外に対して、オフィスは採用候補者が企業文化を肌で感じる最初の接点となります。魅力的で「この会社らしさ」が伝わるオフィスは、求職者に「ここで働きたい」という入社意欲を掻き立てる上で非常に効果的です。特に人材獲得競争が激しい現代において、働きがいのあるオフィス環境を整備することは、企業の競争力を高める欠かせない要素と言えるでしょう。

ワークスペースとしての機能性にこだわったオフィスの内装デザイン事例

ここからは、『Officci』でご紹介している「内装付きオフィス」の中から、実際に優れた内装デザインを施したオフィスの事例を、その特徴別にご紹介します。

まずは、企業の生産性にも直結する「機能性」に特にこだわったオフィスの内装デザイン事例を見ていきましょう。

多様なワークスタイルに対応できるオフィスの内装デザイン事例

【敷金最大0】浜松町駅徒歩5分、眺望抜群の築浅フルセットアップオフィスの写真7

『浜松町 PREX』11階のオフィスは、従業員の働きやすさを追求した内装デザインが特徴です。明るい木目のフローリングと随所に配置された観葉植物が、温かく居心地の良い雰囲気を演出し、従業員の心理的な快適性を高めています。

執務室中央の大きなテーブルは、部署の垣根を越えた自然なコミュニケーションを誘発し、新たなアイデアの創出を促します。こうしたオープンな空間に加え、2つの会議室や3つのテレカンブース、リラックスできる窓際のカウンター席やリフレッシュコーナーも完備し、個々のスタイルや気分に合わせた多様な働き方が実現可能です。

チーム間での活発な議論から個人の集中作業まで、業務の目的に合わせて働く場所を自由に選べるオフィスデザインと高い機能性が、組織全体のパフォーマンスを最大化する環境を生み出しています。

会議スペースを充実させたオフィスの内装デザイン事例

【仲介手数料0】大門駅徒歩4分、会議室3室完備の中規模フルセットアップオフィスの写真8

『グランファースト芝大門』は、2025年6月にリニューアルが完了した、洗練された内装と什器を備えるセットアップオフィスです。唯一無二のデザイン性の高い空間が、従業員のエンゲージメントを高め、企業のブランドイメージ向上にも貢献します。

都内でも貴重な48席を確保した広々とした執務スペースは、従業員一人ひとりにゆとりある作業環境を提供し、日々の業務の生産性を高めます。さらに、本物件では、3室の会議室と5室のテレカンブースを備えている点も大きな特徴。「会議室不足」という多くの企業が抱える課題を解消し、チームでの議論から個人の集中作業まで、業務に合わせてストレスなくスペースを利用できる環境です。

従業員の多様な働き方を支える機能的なオフィスデザインが、個々の生産性を高め、事業の成長を力強く後押しする環境を生み出しています。

快適さを重視したオフィスの内装デザイン事例

JR八丁堀駅徒歩4分|カフェエリア・テラス付きのフルセットアップオフィスの写真6

つづいて、従業員のエンゲージメントやウェルビーイングを維持する上でも重要な、「快適さ」に特にこだわったオフィスの内装デザイン事例を見ていきましょう。

広々としたカフェエリアを備えたオフィスの内装デザイン事例

本物件は、天井高3mという開放感が魅力の、ハイグレードなフルセットアップオフィスです。従業員一人ひとりの快適さを追求した空間設計となっており、ゆったりとしたカフェエリアや専用テラスも備えています。

集中したい時は広々とした執務席で、気分を変えたい時はカフェエリアやオープンエリアでと、業務内容や気分に応じて働く場所を自由に選べる快適さが魅力です。気分に合った柔軟な働き方を実現できる環境は、従業員の自律性を支え、創造性の発揮もサポートします。

広々としたロッカースペースといった細やかな配慮も、オフィス内の物品管理の環境を整え、スペース全体の快適さを生み出すポイントでしょう。

ゆったりとしたラウンジスペースを備えたオフィスの内装デザイン事例

茅場町駅徒歩6分!即日入居可、会議室・ラウンジ付きのセットアップオフィスの写真10

『茅場町イーストスクエア』9階は、2025年1月に内装が完成したばかりの、セットアップオフィスです。「集中」と「リラックス」のバランスを重視した空間デザインが、日々の業務に快適さと心地よいリズムを生み出します。

白を基調とした執務スペースは、明るく開放的な雰囲気が特徴で、集中作業にも最適です。87.05坪に45席推奨という、ゆとりを持たせたレイアウトが、圧迫感のない快適な作業環境を提供しています。

隣接するラウンジは、落ち着いた色調のインテリアを軸にデザインされています。執務スペースと仕切りなくつながるこの空間が、従業員の気分転換を促すだけでなく、自然な交流が生まれる心地よい「サードプレイス」としても機能するはずです。

デザイン性を重視したオフィスの内装デザイン事例

機能性や快適さとしてのデザインだけでなく、「視覚的なデザイン」も企業のイメージを発信していくうえで非常に重要です。ここでは、オフィスの内装デザインの中でも、特に視覚的なデザインにこだわった事例をご紹介します。

カフェのような雰囲気のオフィスの内装デザイン事例

浜松町駅徒歩2分!会議室完備、カフェ風オープンスペースが魅力のセットアップオフィスの写真3

『T-SQUARE 浜松町』は、従業員がリラックスして働けるカフェのような内装デザインが魅力のセットアップオフィスです。スケルトン仕様の高い天井がもたらす開放感と、白とグレーを基調とした落ち着いた内装が、清潔感のある洗練された雰囲気を創出しています。

特に目を引くのは、豊富な観葉植物に彩られたオープンスペース。ここにはボックス席やテーブル席が用意されており、ランチや休憩はもちろん、部署を横断したインフォーマルなミーティングにも最適です。こうした心地よい空間が、従業員同士の偶発的なコミュニケーションを誘発し、新たなアイデアが生まれる土壌を育みます。

※本物件の募集は終了していますが、類似する物件のご紹介も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

インダストリアルな雰囲気のオフィスの内装デザイン事例

新橋駅徒歩1分!敷金最大0ヶ月の内装・家具付きフルセットアップオフィスの写真3

『I/O shimbashi』は、素材の質感を活かしたインダストリアルデザインが特徴のオフィス空間です。むき出しの配管が走るスケルトン天井と、クールな印象を与えるコンクリート調の床が組み合わさり、無骨ながらも洗練された雰囲気を醸し出しています。このような飾り気のないミニマルなデザインは、先進性やクリエイティビティを追求する企業のブランドイメージを力強く表現することに役立ちます。

また、ガラスパーテーションによって執務スペースと会議室が一体となった空間設計は、部署や役職にとらわれないオープンなコミュニケーションを活性化させ、チームの一体感を高める効果も期待できます。

ホテルライクな高級感のあるオフィスの内装デザイン事例

五反田駅徒歩5分!人気の「五反田バレー」のフルセットアップオフィスの写真2

『THE GATE GOTANDA EAST』は、まるで高級ホテルのような上質さと快適性を追求した内装デザインが特徴のオフィスです。

エレベーターを降りると広がるラウンジスペースは、企業の第一印象を決定づける「おもてなしの空間」です。この洗練された佇まいが、重要な商談や採用活動において、相手に安心感と好印象を与えるでしょう。執務室は明るく、清潔感あふれる水回りやソファ席も整備されており、従業員は日々ホテルステイのような快適さの中で業務に取り組めます。

こうした心地よい環境に加え、会議室2室とテレカンブースを3室完備。多様なワークスタイルに対応できる高い機能性も備えています。上質なデザインと機能性の融合が、従業員の満足度と生産性を高め、企業の成長を力強く後押しするでしょう。

モダンな雰囲気と温かみを両立したオフィスの内装デザイン事例

大門駅徒歩4分!原状回復不要の新築フルセットアップオフィスの写真2b

2025年5月にリノベーションが完了した『NOVEL WORK Shibadaimon』は、モダンな雰囲気と空間の温かみを両立したデザインが特徴です。内装はグレーの落ち着いた色味を基調とし、ポイントで木目調の装飾や暖色のカラーリングを取り入れています。

無駄を削ぎ落としたシンプルでスマートな空間設計は、知的で洗練された印象を与え、企業の先進的なイメージを内外に示すことができます。同時に、木目調の装飾や暖色のカラーリングが演出する温かい雰囲気は、働く人々に心理的な安心感を与え、日々の業務への集中力を高める効果が期待できます。

公園のようなナチュラルさとゆとりのあるオフィスの内装デザイン事例

【敷金最大0】市ヶ谷の”公園のように集いたくなる”セットアップオフィスの写真5

『REXIED市ヶ谷左内町』は、「公園のように人々が集いたくなるオフィス」をコンセプトにデザインされた空間です。ふんだんに取り入れられたオフィスグリーンと温かみのあるウッディモダンな内装が、訪れる人に安らぎと心地よさを提供し、人々が自然と集まりたくなる、まさに「公園のようなオフィス」となっています。

3階と4階からなるメゾネット仕様の執務空間は、合計76.3坪に38席を想定したゆとりあるレイアウトが大きな魅力。大小2つの会議室と2つのテレカンブースも完備しており、チームでの協業から個人の集中作業まで、業務の目的に合わせた多様な働き方を実現可能です。

偶発的なコミュニケーションを促すオープンスペースだけでなく、従業員一人ひとりがリラックスして最高のパフォーマンスを発揮できる個別最適な環境が、事業の成長を支える力強い基盤を築きます。

壁面アートが創造性を刺激するオフィスの内装デザイン事例

東池袋駅徒歩5分、敷金最大0ヶ月・原状回復不要のフルセットアップオフィスの写真4

『MIビル』は、壁面に大胆に描かれたミューラルアートが空間を彩る、創造性を刺激するオフィスです。日常的な執務空間にアートという非日常的な要素を取り入れることで、従業員の感性に働きかけ、日々の業務に新たなインスピレーションをもたらします。このような独創的なデザインは、オフィスに訪れる人々に対しても、企業の先進的なイメージを発信することに役立つでしょう。

また、アートの強い存在感とは対照的に、空間全体はシンプルかつ機能的なレイアウトです。クリエイティブな雰囲気を享受しながらも、効率的に業務へ集中できる環境が整っています。

デザイン性と機能性が高度に融合した内装デザインにより、組織全体のクリエイティビティを最大限に引き出す環境を提供しています。

上質で落ち着いた雰囲気のオフィスの内装デザイン事例

【移転コスト削減】西新宿エリア、デザイン性の高いWi-Fi付きフルセットアップオフィスの写真3

『OYAビル』のオフィスは、温かみのある木目調の内装にブラックフレームを組み合わせることで、上質で落ち着いた雰囲気を創出している点が最大の特徴です。この品格ある空間は、従業員のオフィスに対する誇りを高め、質の高いアウトプットを生み出す基盤となるだけでなく、来訪者に企業の信頼性を伝える重要な役割も担います。

また、重厚感のあるソファと壁面アートを備えた高級感のあるラウンジは、休憩やリフレッシュの場であると同時に、利用する従業員のインスピレーションを刺激します。カジュアルな意見交換から新たなアイデアが生まれる、コミュニケーションのハブとして機能することが期待できるでしょう。

インテリアなどの細部までこだわったオフィスの内装デザイン事例

三軒茶屋駅徒歩8分、敷金最大0ヶ月・原状回復不要のフルセットアップオフィスの写真6

『NOVEL WORK Sangenjaya』は、選び抜かれた家具や照明、素材の質感といったインテリアの細部にまでこだわり抜いた、洗練されたデザインが特徴のオフィスです。ディテールまで計算された空間は、日々の業務に質の高いインスピレーションをもたらし、従業員の仕事への誇りとモチベーションを高めます。

開放的なラウンジスペースは、大型モニターを備えることで多目的な活用を可能とし、心地よい雰囲気の中でのカジュアルな交流はもちろん、活発な意見交換や情報共有の場としても機能します。

このような隅々までデザインにこだわったオフィスは、従業員一人ひとりの創造性を引き出し組織全体のパフォーマンスを向上させるだけでなく、企業の品質やクリエイティビティへの姿勢を雄弁に物語るブランディングの仕掛けとして、ビジネスの新たな価値創造を促すはずです。

オフィスの内装デザインが好影響をもたらした企業事例

ここでは、優れた内装デザインのオフィスに移転をしたことで、実際にビジネスに好影響をもたらした事例を3つご紹介します。ぜひ自社の状況と照らし合わせ、最適なオフィス活用戦略を計画する上での参考になさってください。

株式会社ENTER様

空間設計と迅速な対応が移転先決定の決め手に。セットアップ型が選ばれた理由とメリット

株式会社ENTER様は、従業員の創造性を最大限に引き出すべく、デザイン性の高いセットアップオフィスへの移転を決断しました。

かつてのオフィスでは、雑音によって集中が削がれるという課題がありましたが、新オフィスでは「オフィスに来るだけで刺激される」空間を実現。広々としたテラスは従業員間の自然な交流を育み、ミッドセンチュリーモダンで統一されたホテルライクな空間は、日々の業務に「ワクワク感」と刺激を提供しています。

特筆すべきは、入居先の『NOVEL WORK Yotsuya』のため独自開発された集中ブースのように、利用者の快適性まで深く追求されたディテールへのこだわりです。これこそが、他社と一線を画す「感度の高さ」を生み出しており、クリエイティビティを支える揺るぎない基盤となっています。

株式会社Tabiji Partners様

オフィスは「会社の顔」。社員のモチベーションを引き出す、理想のオフィスを目指して

「M&A仲介」という、信頼性を事業の根幹に置く株式会社Tabiji Partners様は、オフィス移転を機に対外的な信用力と事業基盤を飛躍的に強化しました。

シェアオフィス時代には、重要顧客との商談に相応しい会議室の不足やセキュリティ体制に課題を抱えていましたが、「シンプル・シック・清潔感」を体現した内装デザインのオフィスがその状況を一変させます。顧客からは「会社の格が上がった」と評価され、金融機関からの融資にも繋がるなど、確固たる信頼を勝ち取りました。

さらに、洗練されたオフィスは採用活動においても切り札となり、候補者に「ここで働きたい」という強い動機を与え、優秀な人材確保に大きく貢献。オフィスが「会社の顔」として雄弁に価値を物語り、事業成長を多角的に後押ししています。

Meltly株式会社

「毎日が経営合宿のよう」。積極性と濃度が高まったコミュニケーションが事業を前に進める

東大発スタートアップのMeltly株式会社様は、事業拡大に伴うカルチャー醸成を目指し、自社の世界観を色濃く反映した内装デザインのオフィスへと移転しました。ブランドカラーである暖色系の優しい雰囲気に満ちた空間に、キャラクターのぬいぐるみや本、メンバーの写真を配することで、「遊び心」に満ちた独自の文化を育んでいます。

この環境が従業員間のコミュニケーションを促進し、「毎日が経営合宿のよう」な一体感とスピード感の源泉となりました。結果、アイデアを出す前にコミュニケーションコストを考慮して諦めてしまう空気が払拭され、積極的な提案が活発に交わされるように。

採用面では、学生に「信頼できる企業」という安心感を与え、採用決定率を3分の2から4分の3へと著しく向上させました。オフィスデザインが、組織のポテンシャルを最大限に引き出すメディアとして機能しています。

自社に最適なオフィスの内装デザイン計画の進め方

自社にとって本当に価値のあるオフィスの内装デザインを実現するためには、やみくもにデザイン案を探し始めるのではなく、論理的なステップに沿って計画を進めることが重要です。事前準備を丁寧に行うことで、「見た目はおしゃれだが使い勝手が悪い」といった失敗を防ぎ、投資対効果の高いオフィスづくりが可能になります。

ここでは、最適なオフィスの内装デザインを実現するためのプロジェクトの進め方について、3つのステップに分けて解説します。

Step1. 現オフィスの働き方を分析する

新しいオフィスのデザイン計画の第一歩は、現在のオフィス環境と働き方を客観的に分析し、課題を正確に把握することから始まります。この段階では、経営層の視点だけでなく、実際に日々オフィスを利用する従業員へのアンケートやワークショップを実施し、生の声を収集することが非常に重要です。

例えば、「部署間のコミュニケーションは円滑か」「会議室は足りているか、あるいは無駄になっていないか」「集中して作業できるスペースはあるか」といった観点から、現状の良い点と改善すべき点を具体的に洗い出しましょう。

ここで集めた情報をもとに、新しいオフィスで解決すべき課題の優先順位を付けることで、次のステップである「ゴールとコンセプト設計」の土台を築くことができます。

Step2. ゴールとコンセプトを明確にする

現状分析で課題を洗い出したら、次に「新しいオフィスで何を実現したいのか」というゴールを設定し、それを表現するためのデザインコンセプトを策定します。このステップが、プロジェクト全体の方向性を決定づけます。

ここで設定するゴールは、単に「おしゃれなオフィスにしたい」といった漠然としたものではなく、「どのような働き方を実現し、どのような企業文化を醸成したいか」という、企業の経営戦略やビジョンと連動したものであるべきです。

そして、そのゴールを端的に表すキーワードやテーマが「コンセプト」となります。例えば「偶発的な出会いを生む空間」「究極の集中と適度なリラックス環境」といったコンセプトを定めることで、その後の内装デザインの方向性がブレなくなります。

明確なコンセプトは、レイアウトや家具選びで迷った際の判断基準となり、デザイン全体に一貫性をもたらす、いわば「プロジェクトの羅針盤」となるのです。

Step3. 具体的なオフィスの内装デザイン要件に落とし込む

コンセプトが固まったら、それを実現するために必要な機能やスペースを具体的な「要件」に落とし込んでいきます。これは、抽象的なアイデアを設計や工事担当者が理解できる具体的な指示に翻訳する作業です。

この段階では、「何を」「どこに」「どれくらい」配置するのかを、数値や機能で明確にリストアップします。例えば、「執務エリアは〇〇席」「会議室は〇名用を〇室」「Web会議用の個別ブースを〇台設置する」といった定量的な情報です。さらに、「リフレッシュスペースにはカフェカウンターを設ける」「特定の壁はプロジェクター投影と書き込みが可能な仕様にする」など、各エリアに求められる機能についても詳細に定義します。

このように作成された「要件定義書」は、社内での合意形成を図るだけでなく、外部のデザイン会社へ依頼する際の指示書となり、イメージの齟齬や手戻りを防ぐ重要な役割を果たします。

自社でオフィスの内装デザインを行う場合の注意点

自社でオフィスの内装デザイン計画を進める場合には、事前に把握しておくべき重要な注意点がいくつか存在します。これらのポイントを見落としてしまうと、予算の大幅な超過や工事の遅延、あるいは完成したオフィスが法律に適合しないといった、事業運営に影響を及ぼしかねない問題に繋がる可能性があります。

主に以下の3つの注意点について十分な注意を払い、プロジェクトを進めるようにしましょう。

1. 内装工事のコストと工事期間

オフィスの内装工事を進める上で、計画段階でどれだけ素晴らしいデザインを描いても、予算やスケジュールが伴わなければ実現は困難です。

まずコスト面では、理想とするデザインの設計費や施工費、家具購入費などを洗い出し、プロジェクト全体の予算上限を初期段階で明確に設定することが不可欠です。予算内で最大限の効果を得るためには、複数の業者から相見積もりを取って比較検討したり、デザインや機能に優先順位をつけたりするなどの工夫が求められます。

また、工事期間の管理も同様に重要です。スケジュールの遅延は、移転日や業務開始日に影響を及ぼし、「二重家賃」の発生など直接的な金銭的損失に繋がる可能性もあります。設計から施工、引越しまでの各工程を考慮し、余裕を持ったスケジュールを組むことが、プロジェクトを円滑に進めるための鍵となります。

2. 法令・規制の遵守

オフィスの内装デザインやレイアウト変更を行う際には、関連する様々な法令・規制を遵守することが絶対条件となります。

特に注意すべきなのが、建築基準法、消防法、労働安全衛生法です。例えば、災害時の避難経路を確保するための通路幅(建築基準法)、スプリンクラーや火災報知器の設置、燃えにくい素材の使用(消防法)、適切な換気や照明の確保(労働安全衛生法)など、守るべきルールは多岐にわたります。

これらの法令を軽視すると、従業員を危険に晒すだけでなく、後から是正工事が必要となり、予期せぬコストや時間のロスが発生するリスクがあります。法規制は専門的な知識を要するため、内装工事の実績が豊富な専門業者に計画段階から相談し、法的な観点からも問題がないかを確認しながら進めることが不可欠です。

3. 機能性とデザイン性の両立

魅力的なオフィスをつくる上での「視覚的なデザイン性」は重要ですが、それが行き過ぎて働きやすさ、すなわち「機能性」を損なっては本末転倒です。オフィスデザインの最終的なゴールは、あくまで従業員が快適かつ効率的に働ける環境を構築することにあります。

例えば、視覚的なデザイン性を優先するあまり動線が複雑になったり、開放的な空間にしすぎてWeb会議や集中作業の妨げになったりするケースは少なくありません。見た目は良いものの長時間座ると疲れてしまう椅子なども、典型的な失敗例と言えるでしょう。

こうした失敗を避けるためには、常に「そのデザインは従業員の生産性を高めるか」という視点を持つことが重要です。計画段階で実際にその場で働く従業員の意見を聞く機会を設けることも、実用的なオフィスを実現する上で非常に有効です。

企業の個性を表現するデザイン性と、従業員が最高のパフォーマンスを発揮するための機能性。この二つのバランスを高い次元で両立させることが求められます。

内装デザイン付きオフィスならサンフロンティア不動産まで

本記事では、オフィスの内装デザインを計画する上でのポイントや注意点、そしてデザインがもたらす様々な効果について解説しました。

事例でもご紹介したように、優れたオフィスの内装デザインは、企業の成長を力強く後押しする武器になり得ます。一方で、「進め方」や「注意点」のパートで解説したように、これらをゼロから自社で計画・実行するには、多大なコストと時間、そして専門的なノウハウが必要となるのも事実です。事業の成長を急ぐスタートアップ・ベンチャー企業にとって、この負担は決して小さくありません。

そこでおすすめしたい選択肢が、デザイン性の高い内装や家具があらかじめ備えられた「内装付きオフィス(セットアップオフィス)」です。「内装付きオフィス(セットアップオフィス)」であれば、初期費用や移転にかかる手間を大幅に削減できるだけでなく、プロがデザインした機能的で快適な空間をすぐに利用開始できます。

私たちサンフロンティア不動産は、本記事でご紹介したようなデザイン性と機能性を両立した「内装付きオフィス(セットアップオフィス)」を数多く取り扱っております。

オフィスの内装デザインやご移転の負担でお悩みの経営者、プロジェクトご担当者様は、ぜひ一度、サンフロンティア不動産までご相談ください。

菅野 勇人

記事監修者

菅野 勇人

宅地建物取引士

セットアップオフィスから一般的なオフィスまで、多種多様なオフィスビルの魅力や特徴を熟知したオフィス物件マニア。

スタートアップ企業の移転支援経験が多く、そこで得た知見を活かし、お客様の理想のオフィス探しを全力でサポートいたします。

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