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オフィスデザイン
2025.01.31

オフィスのリフレッシュスペースとは?働きやすいオフィスに共通するポイント

オフィスのリフレッシュスペースとは?働きやすいオフィスに共通するポイント

コロナ禍を経て、人々が新しい働き方へと変わっていく中、社内でオン・オフが切り替えられるリフレッシュスペースを設置する企業が増えています。今回の記事では、リフレッシュスペースが増えてきた理由や、設置する上でのポイントを解説しています。オススメの家具や設備も紹介していますので、オフィスレイアウトの参考になさってください。

リフレッシュスペースとは

リフレッシュスペースとは、従業員が業務の合間に心身のリフレッシュに使用するエリアのことです。

このスペースには、心を落ち着かせる観葉植物や本、リラックスできる家具などを配置していることが一般的です。企業によっては、食事もできるカフェのような空間や、レクリエーションができる空間にしているケースもあります。あるいは、リフレッシュスペースで業務やミーティングができるよう工夫している企業もあるようです。

リフレッシュスペースを設ける理由・背景

リフレッシュスペースを設ける理由・背景

近年、リフレッシュスペースを設ける企業が増えている背景には、「クリエイティブオフィス」という考え方が広まっていることが挙げられます。

「クリエイティブオフィス」とは、従来の作業場所としてのオフィスから、イノベーションの創出などを目的としたオフィスのことです。「クリエイティブオフィス」の実現には、居心地の良さや五感が刺激されるような空間設計が求められます。

「クリエイティブオフィス」へのシフトは政府も推進しており、2007年には経済産業省が「クリエイティブ・オフィス推進運動実行委員会」を設置しています。以来、オフィス空間をこれまでとは異なる視点をもって見直し、環境を整備する動きが高まりました。

また、コロナ禍によってリモートワークをきっかけに多様な働き方が促進され、オフィス内のレイアウトを変更する企業が増えたことも一因として挙げられるでしょう。

リフレッシュスペースで生まれる次のようなメリットや効果もその理由として考えられます。

オン・オフが切り替えられ、生産性向上につながる

業務時間中、常に集中し続けることは難しいものです。一定時間集中的に業務に取り組んだあと、5分程度の短時間の休憩をはさむことで、集中力が回復し業務効率や生産性が向上する可能性があります。

従業員同士の交流を促進

全従業員が利用できるリフレッシュスペースは、従業員同士の交流が生まれやすい空間です。業務に関することだけでなく、ゆっくりと休む間に行われる雑談によってコミュニケーションが活性化され、人間関係の円滑化が期待できます。

従業員のウェルビーイング向上

近年では、従業員の幸福度を向上させウェルビーイング(身体的・精神的・社会的に良好な状態)に近づけることが、生産性や定着率向上に役立つとして注目されています。

社内にリフレッシュスペースを設けることで、ストレスの軽減や、人間関係のつながりの深まりなど、ウェルビーイングに近づくために必要な要素を増やせます。

新たなアイディアが創出できるかも

リフレッシュスペースで部署間を超えて従業員同士が交流することで、新たなアイディアが生まれイノベーションが創出される可能性があります。

多様な価値観や考え方、視点で、ざっくばらんに話し合うことが新たな事業のアイディアにつながることもあるでしょう。

企業ブランディング・採用効果

リフレッシュスペースの存在は、企業が従業員の健康や福利厚生に高い関心があることを対外的に示せる要素にもなります。

企業によっては、リフレッシュスペースに運動のための設備や短時間の仮眠ができる家具を設置するケースもあります。これらは従業員の健康促進にもつながるものです。

そして、福利厚生の手厚さは採用ブランディングにも役立てられます。多くの求職者にアピールするポイントとして活用することで、求人数の増加を見込めます。

リフレッシュスペースを作る上でのポイント

さまざまなメリットのあるリフレッシュスペースを作る上では、次のポイントを意識してみましょう。

従業員のニーズを取り入れる

従業員が利用する場所をよりよく作り上げるには、まず従業員のニーズを把握することが重要です。従業員にアンケートを実施して、年齢や性別ごとにどのようなニーズがあるのかを理解しましょう。

デザイン性や高価な家具を置かず、あえて利用しやすいような家具や設備を選ぶ

リフレッシュスペースで重要なことは、よりリラックスできる空間をつくることです。デザイン性が高く高価な家具では落ち着かない従業員も少なからずいるはずです。

例えば、ゆったりと体を預けられるソファを設置したり、畳のスペースを作ったりするなどの方法もあります。

ルールを設定する

リフレッシュスペースの快適性を維持するために、利用におけるルールを策定しておきましょう。利用時間の制限や清掃に関するルールなどを定めることをおすすめします。

“緑”を多めに取り入れる

観葉植物やフェイクグリーンなど、自然を感じられるアイテムを多く取り入れることをおすすめします。あるいは、窓のあるスペースをリフレッシュスペースにすることで外の緑を視界にいれることもできます。

観葉植物などの緑は、ストレスや疲労感を軽減する効果があるといわれており、よりリラックスムードを演出できるでしょう。

1人でゆっくりできる休憩スペースも作る

従業員同士の交流ができるスペースに加えて、一人でゆっくりと過ごせるスペースもつくるとことも大切です。従業員自らがその時の気分に合わせて、過ごす場所を選択できる環境を作ります。

窓辺に配置して解放感を演出

「“緑”を多めに取り入れる」の項でもおすすめした窓のある空間は、外の緑を取り入れられるだけでなく、開放的な雰囲気も演出できます。窓があることで自然光が差し込むようになることもポイントです。

可能であれば屋外ラウンジもおすすめ

さらに充実したリフレッシュスペースにするために、可能であれば屋外ラウンジの設置も検討してみましょう。屋外で休憩できる場所を作るだけで、より開放的でリフレッシュできる空間を作れます。

リフレッシュスペースにおすすめの家具・設備

ここからは、リフレッシュスペースにおすすめの家具や設備をご紹介します。

コーヒーサーバー・ドリンクカウンター

コーヒーサーバーやドリンクカウンターは、多くの企業が取り入れているものです。休憩時の飲み物を福利厚生の一部として用意して、従業員のストレス軽減を図ってみましょう。

くつろげる、ゆったりめのソファ

複数人で利用できる大きなソファや、一人で利用するゆったりめのソファなどさまざまなソファを設置して、各従業員が好みの場所を見つけられるようにすることもおすすめです。大きく体を包み込むようなソファは、自宅にいるような安心感も与えてくれます。

大型の本棚

大きな本棚は、周囲からの目隠しにもなる家具です。壁を設置するよりもおしゃれで、書店のような雰囲気も演出できます。また、従業員のリフレッシュ目的はもちろん、専門性や知見を広げられることもメリットの1つです。

本をディスプレイできるタイプの本棚なら、表紙を見ながら本を選ぶ楽しみも生まれます。

イベントでも使えるような大型モニター

大型のプロジェクターやモニターの設置により、リフレッシュスペースを社内セミナーや勉強会、イベントの会場にも活用できるようになります。多くの従業員が集まりやすいリフレッシュスペースなら、その場にいる誰もが参加できる社内イベントの実施で、さらなるコミュニケーションの活性化を図れることもポイントです。

運動不足を解消できるバランスボールやランニングマシーンなど

リフレッシュスペースに設置する設備として、運動器具もおすすめです。乗るだけで体幹を鍛えられるバランスボールや、有酸素運動ができるランニングマシーンなどの設置で、従業員の健康促進もサポートできます。

卓球台やサッカーボードゲームなど

さらに工夫を凝らしたい場合は、ちょっとしたゲームを楽しめるアイテムを設置してみましょう。卓球台やサッカーボードゲームなど、誰もが手軽にゲームを楽しめるアイテムによって、ストレスを軽減しながら従業員同士の関係を深められます。

バーカウンター

昼間はコーヒーメーカーやコーヒーサーバーを置く場所として、終業後は会話をしながらお酒を楽しめる場所として活用している企業もあります。アルコール類は社内イベントに活用することも可能です。

まるでカフェや本物のバーにいる気分になれるバーカウンターがあれば、従業員同士の交流もさらに促進されるでしょう。

まとめ|オフィス移転をお考えながら、是非サンフロンティア不動産にご相談ください

リフレッシュスペースは、従業員の心身の健康の維持・向上をサポートしながら、企業ブランディングや採用ブランディングにも役立てられるものです。

短時間の仮眠が可能なリフレッシュスペースや、業務もできるリフレッシュスペースなら、業務効率化・生産性の向上にも役立つでしょう。

「リフレッシュルスペースのあるオフィスに移転したい」「従業員がよりいきいきと働けるような理想のオフィスに移転したい」など、オフィスの移転をお考えの企業さまは是非サンフロンティア不動産にご相談ください。豊富な物件の中から、最適なオフィスをご提案いたします。

菅野 勇人

記事監修者

菅野 勇人

宅地建物取引士

セットアップオフィスから一般的なオフィスまで、多種多様なオフィスビルの魅力や特徴を熟知したオフィス物件マニア。

スタートアップ企業の移転支援経験が多く、そこで得た知見を活かし、お客様の理想のオフィス探しを全力でサポートいたします。

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