Powered by
ホーム お役立ち情報 ベンチャー・スタートアップ向け 【完全ガイド】スタートアップ・ベンチャー企業がオフィス移転を成功させるためのポイント
ベンチャー・スタートアップ向け
2025.01.08

【完全ガイド】スタートアップ・ベンチャー企業がオフィス移転を成功させるためのポイント

【完全ガイド】スタートアップ・ベンチャー企業がオフィス移転を成功させるためのポイント

急成長するスタートアップ/ベンチャー企業にとって、オフィス移転は避けては通れない課題です。事業拡大に伴う人員増加により、現在のオフィスが手狭になってきた企業も多いことでしょう。

本記事では、スタートアップ/ベンチャー企業がオフィス移転を成功させるためのポイントを紹介します。目的の明確化から、移転メリット、オフィス選定のポイントまで詳しく解説していますので、オフィス移転を考え始めた担当者の方は是非参考になさってください。

オフィス移転する目的を明確化する

オフィス移転を考える際は、まず移転目的を明確化するところから始めます。「なんとなく」オフィスの移転先を決めてしまうと、移転後に「こんなはずじゃかった」と後悔することになりかねません。

成長中のスタートアップ/ベンチャー企業の移転理由には、人員増加への対応、業務効率化、オフィス環境の改善、企業ブランディングなどが挙げられます。現オフィスで課題となっている事柄を洗い出し、「移転後にどのような目的を達成したいか」までを具体的にイメージすることが重要です。その際は、将来のビジョン(⽬指す状態)と現状のオフィスのギャップを解消できる内容に設定しましょう。

そうすることで、必要な設備や望ましい立地条件などが具体化され、最適なオフィス選び・レイアウトにつながります。

移転スケジュールや進行管理をしっかりと行う

通常の移転プロジェクトは以下のような流れで進めることが多いです。

  • 移転計画の立案:プロジェクトチーム発足、予算設定、必要な広さの算出、立地条件の決定など
  • 物件選び:不動産会社に相談、物件内覧、候補物件の選定など
  • 契約交渉:賃貸条件の確認、契約内容の精査など
  • デザイン・設計:デザイン・レイアウトの決定、工事業者選定、内装工事など
  • 引っ越し準備:業者選定、什器・備品の整理、社内への告知など
  • 移転~運用:引っ越し作業、ネットワーク環境の整備、諸官庁の届け出など

このようにオフィス移転は、大きさにもよりますが計画から実施まで最短3〜6ヶ月程度かかります。物件探し、内装工事、引っ越し作業まで、多くの工程を管理する必要があります。特に、スタートアップ/ベンチャー企業の場合、事業成長のスピードも考慮に入れる必要があり、半年後、1年後の従業員数を見据えた計画立案が重要です。

各フェーズでのマイルストーンを明確にすることで、スムーズな移転を実現しましょう。

スタートアップ/ベンチャー企業がオフィス移転するメリット

次に、スタートアップ/ベンチャー企業がオフィス移転を行うことで、得られるメリットについていくつかご紹介します。

従業員のモチベーションアップ

新しいオフィス環境は、従業員のモチベーションにそのまま直結します。特にスタートアップ/ベンチャー企業の場合、従業員一人ひとりが会社の成長を実感することが重要です。快適な執務環境、充実したミーティングエリア、リフレッシュスペース、ラウンジなどの整備は、業務効率の向上だけでなく、従業員の帰属意識を高める効果もあります。

また、働きやすいオフィス環境は、従業員の創造性やイノベーションを促進する効果も期待できます。オフィスレイアウトや備えるオフィス家具を工夫することで、社内外のコミュニケーションを活発化させ、新しいアイデアも生まれやすくなることでしょう。

企業ブランディング、イメージ向上につながる

成長企業として投資家や取引先からの信頼を獲得する上でも、オフィスは重要な要素です。特にスタートアップ/ベンチャー企業の場合、洗練されたオフィス空間は企業としての成熟度を示す指標となります。企業理念や事業内容を反映した空間づくりは、ブランド価値の向上に直結するでしょう。

エントランスや商談スペースなどの共用部分は、来訪者に対する第一印象を左右します。企業カルチャーや事業内容を反映したデザインは、企業ブランドの強化につながります。

採用効果

優秀な人材確保において、魅力的なオフィス環境は重要な訴求ポイントの1つです。特にスタートアップ/ベンチャー企業を志向する若手人材は、働く環境への関心が高く、オフィスの質は入社判断の重要な要素になります。

オシャレなデザインをはじめ、充実した執務環境、コミュニケーションスペース、リフレッシュエリアなどは、企業の福利厚生の一環としても評価され、採用力の向上に寄与します。また、アクセスの良い立地も、採用における大きなアドバンテージとなるでしょう。

オフィス形態の種類

ここからは、オフィス形態の種類を紹介していきます。

通常オフィス

一般的なオフィスビルの賃貸形態です。内装や設備は自由にカスタマイズできますが、工事費用や什器の購入など、まとまった初期費用が必要になります。また、内装工事などが発生するため、移転期間が長期になりがちです。

長期的な事業計画が確立しており、オフィスデザインにこだわりたい企業には向いていますが、移転から業務開始までに時間がかかるため、スピード重視のスタートアップ/ベンチャー企業の中には適さない場合もあるでしょう。

居抜きオフィス

前テナントの内装や設備をそのまま使用できるオフィスのことです。内装工事費用などを抑えられる利点がある一方、自社の理想とする環境づくりには制限があります。内装の古さや設備が劣化している場合もあるので注意が必要です。原則として前テナントの原状回復義務を承継します。

セットアップオフィス

居抜きオフィスと同様に、内装や基本設備が整った状態で提供されるオフィスです。ただし、「セットアップオフィス」は、貸主が自らプロのデザイナーなどに依頼し、オフィス環境を構築しているため、デザイン性の高い内装や最新設備が備えられているのが特徴です。

昨今、初期費用の削減とスピーディーな移転を実現しつつ、オシャレで機能性が高い環境を利用できるとして、スタートアップ/ベンチャー企業から注目を集めています。時間とコストを効率的に配分したい企業に適しているといえるしょう。

レンタルオフィス

オフィス家具付きで即入居が可能なオフィスです。契約期間の柔軟性が高く、短期での利用も可能。共用の会議室や受付サービスなどの付帯設備がある物件も中にはあります。一人社長や小規模事業者の利用に適していますが、大人数での利用には向かない場合があります。

シェアオフィス

複数の企業や個人が共有スペースを利用するオフィス形態です。個室がある専有部に加え、コミュニティ機能や各種サービスが充実しており、異業種との交流を積極的に行いたい事業者に人気です。ただし、共有部分が多いため、セキュリティ面での配慮が必要な企業には不向きな場合があります。

スタートアップ/ベンチャー企業のためのオフィス選びのポイント

スタートアップやベンチャー企業にとって、オフィス選びは事業の成長やチームの生産性を左右する重要な決断となります。資金や人員が限られる中で、初期コストを抑えながらも、働きやすく、企業の成長を支える環境を整えることが求められます。ここでは最適なオフィス選びのポイントをご紹介します。

エリア・立地は適切か

スタートアップ・ベンチャー企業のためのオフィス選びのポイント

スタートアップ/ベンチャー企業にとって、アクセスの良さは、投資家や取引先との打ち合わせ、採用活動の面で重要です。従業員の通勤利便性、周辺の飲食店の充実度も考慮が必要でしょう。同業他社や協業先が集積するエリアかどうかも検討ポイントの1つになります。

また、見落としがちなポイントとして、交通費の増加が挙げられます。現在のオフィスから遠くのエリアに移転すると、従業員の通勤定期代が増え、その結果、販管費が上昇するリスクがあります。現在のオフィスから離れたところに移転する場合、交通費の変動にも注意しましょう。

自社の働き方に合っているか

リモートワークと対面コミュニケーションの割合など、自社の働き方に適したオフィス形態を選択することが重要です。ABWを導入している場合は、それに適した空間設計が可能なオフィスを選ぶ必要があります。

また、昨今はWeb会議が増加しているため、オンライン会議ができるフォンブースの確保も重要なポイントになります。

自社イメージに合うか

特に、IT系のスタートアップ・ベンチャー企業の場合は、革新的で創造的な企業カルチャーを体現できる空間デザインが重要です。また、クライアントとの商談機会が多い企業は、エントランスや商談スペースのデザイン性にも配慮するといいでしょう。

成長フェーズに合う間取り・広さはあるか

現在の社員数だけでなく、今後の事業成長を見据えた適切な広さがあるオフィスを選ぶことも重要なポイントです。特にスタートアップ・ベンチャー企業の場合は、急な人員増加の可能性があるため、オフィス内にあえて余分なスペースを作っておくのもいいでしょう。

将来的な増床の可能性(同フロアや上下階での拡張可能性)を視野に入れ、レイアウトの自由度が高く、組織の成長に合わせて柔軟に対応できる間取りであることが望ましいです。

スタートアップ・ベンチャー企業には”セットアップオフィス”がオススメ

成長期にあるスタートアップ・ベンチャー企業には「セットアップオフィス」がおすすめです。内装工事や新しい家具の購入が不要なため、初期費用の削減とスピーディーな移転を両立でき、企業イメージに合った環境を素早く構築できます。

また、施設管理や設備メンテナンスの手間も最小限に抑えられるので、本業へ集中することが可能です。デザイン性・機能性に優れているため、従業員のモチベーションの向上や採用効果も期待できます。

オフィス移転を検討するスタートアップ・ベンチャー企業は、まず「セットアップオフィス」を検討してみてはどうでしょうか。

スタートアップ企業におすすめのセットアップオフィス

ここで、サンフロンティア不動産が取り扱う、スタートアップにおすすめのオフィスをいくつか紹介します。参考になさってください。

まとめ|スタートアップ・ベンチャー企業のオフィス移転でお困りならサンフロンティア不動産にご相談ください

今回の記事では、スタートアップ・ベンチャー企業がオフィス移転を成功させるためのポイントについて紹介しました。オフィス移転に伴うメリットは数多くある一方で、後悔しないためにも事前に綿密な計画が必要です。また、自社の課題や目的に合ったオフィス形態を選ぶことも重要です。

ただ、スタートアップ・ベンチャー企業は事業スピードの速さや創業から間もないところも多く、オフィス移転にかける時間や費用があまりないところも多いでしょう。そうした企業には前述した「セットアップオフィス」がおすすめです。

「セットアップオフィス」はもちろん、それ以外のオフィスでも移転を検討中の担当者の方は、是非「セットアップオフィス」供給数No.1のサンフロンティア不動産にご相談ください。

菅野 勇人

記事監修者

菅野 勇人

宅地建物取引士

セットアップオフィスから一般的なオフィスまで、多種多様なオフィスビルの魅力や特徴を熟知したオフィス物件マニア。

スタートアップ企業の移転支援経験が多く、そこで得た知見を活かし、お客様の理想のオフィス探しを全力でサポートいたします。

Get In Touch!!

希望条件が決まっていなくても、オフィス移転のプロが要件定義からご一緒させていただきます。まずはお気軽にご相談くださいませ。

お電話でのお問い合わせはこちら

03-6858-3030

平日
9:00~18:00